6月に「第一回ストアーまるしん ふしき寄席」でお世話になった桂文喬さんを訪ねて、大阪の難波神社で行われた「第19回 難波神社寄席」に行ってきました。本日は桂文喬さんの「宿屋仇」のネタおろしの会でもあり、文喬さんも気合がはっており、客席からも期待の熱気が伝わりました。そして「宿屋仇」50分にもわたる大ネタでしたが、上方の武士、宿屋の番頭、伊勢参りの三人の客の描き分けが見事で、また酒盛りの場面が華やか、そして何と言っても江戸時代の大阪の宿屋の雰囲気が伝わる古典落語のよき香りを出していました。
出演者の桂文喬さん、桂米團治さん、林家笑丸さん、笑福亭飛梅さん。そして、取材で来ていた桂文鹿さん、応援に来られていた ふしき寄席でもお馴染の笑福亭智六さん、お茶子の青木さんとの記念写真。笑丸さんの「やかん」は前半にオリジナルのくすぐりを入れて滑稽に、後半は講釈を入れて伝統というアレンジで見事でした。飛梅さんも、きれいな「大安売り」でとても丁寧な演じ方でストーリーがすっと入ってきて聴き心地が良かったです。
そして、人気ものの米團治さんとツーショット。やわらかいお人柄で、楽屋でも気取らない大らかな雰囲気でやっぱり誰からも慕われる落語家さんです。「天狗裁き」も、大らかな懐の広い華のある演じ方で、目の前で見れて価値のある時間でした。師匠から「桂米團治のこだわりオニオンカレー」をいただきました。
終演後は打ち上げに参加させていただきました。素の状態でも愉快な会話が弾む楽しい会でした!
「第2回ストアーまるしん ふしき寄席」が今から楽しみです。