5月4日に大阪にある上方落語の定席である天満繁昌亭に6月2日の「第1回ストアーまるしん ふしき寄席」に出演くださる桂文喬師匠を訪ね落語鑑賞に行きました。その日の出演者は桂福車、笑福亭松枝、月亭八方の各師匠。上方を代表する一門の競演である。この日の文喬師匠の出番は「膝代り」といって、主任(トリ)の前に出る役回りでした。この日文喬師匠は「天狗裁き」(※)という演目を演じられました。
※演目あらすじ
八五郎が見た夢の内容を妻が聴きだそうとするが、八五郎は「夢は見ていない」と言う。隠し事をしているのだろうと、兄貴分、大家、奉行が聴きだすが、八五郎は見てないものは答えられないと言い、とうとう奉行の怒りを買い、庭木に吊るされてしまう。そこに助け出しにきたと現れたのは大天狗であるが…。
文喬師の落語は上方落語の言葉遣いがしっかりしていて、出てくるキャラクターの描写もメリハリがあり、何よりも明るい高座であり、サービス精神いっぱいのお客さんを笑わそうという意気込みがあふれた落語でした。もちろんその日一番の笑いが寄席の空間に満ちてました。終演後は、たくさんのお客さんが、文喬師に写真撮影やサインを求めており、その日の一番人気が観ていて分かりました。
天満繁昌亭の寄席をみて、このようなエンターテイメントが伏木のストアーまるしんで繰り広げられると思うと胸が高まります。終演後、文喬師匠と6月2日に開口一番を請け負う笑福亭智六さん、師匠の奥さんと食事を。落語の背景や演じ方などファンにとって興味深い話をたくさん聴かせてもらいました。そして高岡での落語会への強い意気込みをお話しいただきました。
6月2日の「第1回ストアーまるしん ふしき寄席」お楽しみに!